長屋式住宅とは？売却しにくい理由や売却方法についてご紹介
これから長屋式住宅の売却を検討しているのであれば「売れるのだろうか」と不安に思うかもしれません。
結論から述べれば、長屋式住宅は売却しにくいと言われていますが、方法によっては売却も不可能ではありません。
この記事では、そもそも長屋式住宅とはどのような住宅なのか、売れにくいと言われている理由、効率的に売る方法をご紹介します。
売却をしたい長屋式住宅とはなにか
長屋式住宅とは、壁がつながった状態で部屋が連続している住宅を指します。
「長屋」という言い方もあれば「テラスハウス」や「タウンハウス」と呼ばれる場合もあります。
基本的にはアパートやマンションをイメージする方もいるかもしれませんが、長屋式住宅は外部から直接それぞれの部屋に出入りするため、違うものとして扱われます。
他にも長屋式住宅は、建築基準法上、特殊建築物に該当しないなどの特徴を持っています。
長屋式住宅が売却しにくいと言われる理由について
先述したように、長屋式住宅は通常の住宅と比べて売却しにくいと言われている建物です。
その理由の1つは、住宅ローン審査に通過しにくいためです。
住居を購入する場合、一括払いではなく住宅ローンを利用する方がほとんどでしょう。
しかし長屋式住宅は、購入したくても住宅ローンを利用できないため、売却しにくいと言われているのです。
また、再建築がしにくいことも、長屋式住宅が売却しにくい理由のひとつです。
購入後に「家を切り離して利用したい」という希望があっても、物理的に難しい場合が多くなってしまいます。
また、切り離した後の建物が建築基準法を満たす必要があるため、法的にも難しい場合がほとんどでしょう。
切り離し工事は隣の家にも影響が及ぶため、購入者の独断でおこなえない点も売却しにくい理由です。
長屋式住宅を少しでも良い条件で売却する方法について
長屋式住宅を売却するのであれば、買取業者に買い取ってもらう方法もあります。
買主を見つける手間が省けるため素早く売ることができる点はメリットでしょう。
また、隣家に買い取ってもらう方法や、自分が隣家を買い取って売却するなどの方法もあります。
リフォームを希望している買主がいることをふまえると、売主がリノベーション費用を負担してから売却する方法も有効です。
買主にとってはリフォーム費用が浮くので、安さの面で他の物件より有利に立てる可能性があります。
まとめ
長屋式住宅は壁がつながり、部屋が連続した状態の住宅を指します。
しかし、人気がある物件ではないため売却するのに苦労することもあるかもしれません。
そんなときは、買取業者に買い取りを依頼する方法や、自分のほうでリノベーションをしてから売ることも視野に入れてみてください。
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