傾いた家を売却することはできる?売る方法に関しても解説
時の流れとともに家は劣化していくものです。
築年数が長い家や災害に遭った家のなかには、傾いてしまっている場合もあります。
果たして、傾いてしまっている建物を売ることはできるのでしょうか?
今回は傾いた家を売却することについて、また、売る際の価格や方法についても解説していきます。
売却したい家が傾いている場合の許容範囲について
売却したいと思っている家が傾いてしまっている場合でも売却することはできます。
普段生活している家が傾いていることに誰もが気付くとは限らず、傾きを感じる方や何も感じない方などさまざまです。
そのため傾いているかどうかの判断基準や許容範囲をはっきりさせることは難しいところです。
また、家が傾いているかの基準や許容範囲は法律で定められていませんが、国土交通省の「住宅品質確保促進法」では、傾いた家に関する技術的基準が記されています。
法律では傾いた家を売ってはいけないと定めておらず、買主が問題ないと判断すれば売買が可能です。
ただし売主が知っていて黙っていた場合、瑕疵を隠していたことによって責任を問われる可能性があるので、きちんと伝える必要があります。
傾きを調べる方法としては、ホームセンターで購入した水平器を使う他、専門家に依頼してレーザーレベルや下げ掘りによる測定の仕方があります。
傾いた家を売却する際の価格への影響とは
売りたいと思っている家が傾いている場合、価格が下がってしまいますが、価格への影響がどれぐらいあるのかは家の状態によってまちまちです。
たとえば床だけが傾いている場合は100万円ほど、基礎が沈むことで傾きがある場合は300万円前後、家全体が傾いている場合には300万~500万円ほど下がるというのが一般的です。
傾いた家の価格がいくらぐらいになるのか正確に知りたい場合は、不動産会社に問い合わせるようにしましょう。
傾いた家を売却する3つの方法についてご紹介
傾いた家を売却する場合、次の3つの方法があります。
現状のまま売る
買主がそのままでも良いと納得して買う場合や、買主が工事をおこないたい場合は、現状のまま売ります。
この場合、買主の工事費用の負担を減らすために、相場となる価格から200~500万円ほど値引きして売るケースが一般的です。
修繕して傾きを改善してから売る
売主が工事をして傾きを修繕してから売る方法で、工事費用がかかりますがスムーズに売りやすくなります。
更地の状態にしてから売る
傾きがひどい家は修繕しても買いたがらない方は多いでしょう。
土地が沈んでいるなどの問題がなければ、建物を解体して更地の状態にしたほうが売りやすくなります。
まとめ
傾いた家を売却することを禁止する法律はありませんが、傾きを知っていながら黙って売るとあとで責任を問われることもあるため、あらかじめ伝えることが必要です。
傾いてしまった家を何もせず現状のまま売るか修繕して直してから売るか、更地にするかは、所有者が自由に判断できますが、不動産会社などの専門家に相談して決めることをおすすめします。
私たち株式会社川越不動産は、さまざまな不動産情報を取り扱っております。
川越市及びその近郊の不動産をお探しなら、ぜひ私たち株式会社川越不動産にお任せください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓