空き家管理は自分でする!管理の目的・道具や方法についてご紹介
- この記事のハイライト
- ●空き家を放置して特定空家に指定されてしまうと、固定資産税の減免措置が受けられなくなる
- ●空き家管理で必要な道具は軍手、掃除道具、脚立と懐中電灯
- ●空き家を自分で適切に管理するための方法として大切なのは、換気、給排水管の通水、郵便物のチェックの3つ
空き家管理の重要性をご存知ですか。
近年、空き家の放置が社会問題化しており、放置しているとさまざまなリスクがあります。
そこで今回は川越市、鶴ヶ島市、坂戸市エリアで不動産売却をサポートする私たち「川越不動産」が、空き家の管理をする目的、自分でおこなう際の道具や方法についてご説明します。
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空き家管理は自分で!管理の目的とは
空き家は人が住まずに放置していると、劣化スピードが早まります。
状況次第では、わずか数ヶ月で深刻な劣化を招くこともあります。
空き家の資産価値を維持するためにも、管理や清掃を定期的におこなうことは必須です。
将来的に売却を検討する場合でも、きっちり管理・清掃をされている物件とそうでない物件では査定額も変わります。
空き家を自分で管理する目的とは?特定空家の指定を回避するため
空き家を自分で管理する目的として、特定空家に指定されることを回避するためということがあげられます。
自治体から特定空家に指定されてしまうと、「住宅用地の特例」による固定資産税の減免措置を受けられなくなります。
住宅用地の特例による減免措置とは、土地の部分についての固定資産税の課税標準が1/6に減額されるという特例です。
固定資産税の減免措置をはずされてしまうと、土地に対する固定資産税が実質で最大4.2倍にまで跳ね上がってしまいます。
そのため、空き家を適切に管理して、特定空家への指定を回避することが目的です。
空き家を自分で管理する目的とは?ご近所とのトラブル回避のため
空き家を自分で管理する目的には、ご近所とのトラブル回避があります。
空き家を放置していると劣化が急速に進むことは、さきほどお話したとおりです。
放置して劣化が進むと、屋根や壁が剥がれ落ちたり最悪の場合は倒壊したりして、隣の家屋を破損させたり人にケガを負わせたりする危険性があります。
その場合、損害賠償を請求されることになります。
また、空き家を売却する際も、近隣とトラブルを起こしている物件は買主から避けられてしまいます。
近隣住民とトラブルを起こさないことも、物件の価値を維持することにつながるのです。
空き家管理を避けて通ることはできない!
このように、空き家の管理を避けて通ることはできません。
空き家を放置してしまうと、より大きなトラブルを招くことになります。
では、空き家管理を自分でおこなうにはどうすればいいのか、必要な道具や具体的な方法を見ていきましょう。
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空き家を自分で管理するために必要な道具をご紹介
ここでは、空き家管理を自分でおこなうために必要な道具をご紹介します。
空き家管理を自分でおこなう場合、主な作業は掃除になります。
そのため用意する道具も、掃除を安全におこなうための道具が中心になります。
空き家を自分で管理する!軍手は必須道具
手や指をケガから守るために、軍手は必須の道具です。
空き家を自分で管理、掃除する場合、室内の埃やゴミの清掃だけでなく、重い家具を動かすこともあります。
その際、軍手をしてゴムのすべり止めによるグリップを確保しないと、スムーズに家具を持ち上げたり移動させたりすることができません。
手を滑らせてしまうと、家具と壁の間に指を挟んでケガをすることもあります。
またゴミを拾ったり掃除をしたりする際も、軍手をしていれば手が汚れることを防ぐことができます。
後始末も汚れた軍手を捨てるだけなので、余計な手間が省けます。
庭の枝や雑草の除去にも、軍手は必須です。
素手で枝や雑草を除去しようとすると、手を切ることもあるため注意しましょう。
室内で履く靴やスリッパ
空き家を管理、掃除する際に必要なのが、室内で履く靴やスリッパです。
空き家は人が住んでいる家と違い、日常的に掃除をしているわけではないので、埃がたまりやすくなっています。
そのため、裸足で室内を歩くと、足裏が真っ黒になり室外へ汚れを持ちだすことになってしまいます。
家具などの移動の際にも、滑りにくくて足のケガ防止に役立つので、屋内専用の靴を用意するのがおすすめです。
ほうき・ちりとり・雑巾・ゴミ袋
埃や髪の毛などが蓄積されて放置されていると、カビや雑菌の栄養源となって繁殖してしまいます。
壁や柱にカビが生えると、老朽化して腐食してしまいます。
そのため家を腐食・老朽化から守り、管理維持するためには、履き掃除・拭き掃除は大切な作業になります。
なお、ゴミはゴミ袋にまとめてその日のうちに必ず持ち帰りましょう。
ゴミの入ったゴミ袋を放置していると、カビや雑菌が繁殖する原因になりますし、害虫やネズミなどを寄せ付けてしまいます。
また、ゴミ袋などが放置された家は空き家と分かりやすく、不審者や泥棒に狙われやすくなるリスクがあります。
脚立と懐中電灯
脚立や懐中電灯も用意しておきましょう。
これらの道具は、屋根裏や床下をのぞいて、雨漏りやシロアリ被害のチェックをする時に必要です。
懐中電灯は手で持つタイプのものでもかまいませんが、頭に付けるタイプのものを用意できると便利です。
頭に付けるタイプだと両手の自由が確保されるので、安全に動いたり作業したりすることができるようになります。
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空き家を自分で適切に管理する方法とは
空き家を自分で適切に管理するための方法として、ポイントは3つあります。
換気
空き家は人が住んでいる家とちがって、窓や扉が閉めっぱなしです。
そのため、室内に湿気がたまりやすく、壁や天井、押入れなどにカビが生えやすくなります。
空き家を自分で管理する場合は、定期的に換気をおこなう必要があります。
家の隅々まで風が抜けるように、窓は2か所以上開けて換気をおこないます。
その際、押入れやクローゼットもすべて扉を開けます。
給排水管の通水
空き家の管理方法の中で、換気とならんで特に重要なのが給排水管の通水です。
給排水管は放置されると、乾燥して汚れが固着し、錆が発生してひび割れなどを起こしてしまいます。
放置されたままの給排水管は、外観からは異常がないように見えても、再び通水したときにひび割れが拡大して水漏れを起こします。
また排水管には、害虫や臭いの侵入を防ぐために、トラップと呼ばれる管をS字にひねった水溜りを設けています。
空き家で通水せずに放置していると、トラップ内の水が乾燥して害虫や臭いの原因になってしまいます。
そのため、定期的に通水することが大切です。
トイレ、洗面、浴室、キッチンなど、すべて忘れずに通水しましょう。
ポストの中の郵便物のチェック
空き家を所有することになったら、郵便局で転送届けをすぐに出しましょう。
ですが転送届けを出したとしても、ダイレクトメールやポスティングチラシなどは投函されてしまいます。
そのためポストのチェックをせずに放置していると、郵便物がたまって空き家であることが分かってしまいます。
ポストにテープを貼って塞ぐのも、空き家と分かってしまうので良くないでしょう。
ポストの郵便物を放置していると、不審者に目を付けられたり郵便物に放火されたりする恐れがあるので、ポストのチェックもおこないましょう。
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まとめ
今回は空き家の管理をする目的、自分でおこなう際の道具や方法についてご説明しました。
空き家を放置して特定空家に指定されてしまうと、固定資産税の減免措置が受けられなくなります。
空き家管理で必要な道具は軍手、掃除道具、脚立と懐中電灯です。
空き家を自分で適切に管理するための方法として大切なのは、換気、給排水管の通水、郵便物のチェックの3つです。
空き家の管理は避けて通れないので自分で適切に管理し、難しいと思ったら業者に依頼しましょう。
私たち「川越不動産」は川越市、鶴ヶ島市、坂戸市エリアの不動産売却を専門としております。
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